生まれもった性が嫌になることはないでしょうか。
もちろん、生まれた性に疑問も嫌悪も不満もなく過ごされる方もいらっしゃいます。
そういった方がほとんどだし、そのほうが幸せです。
でも、私は残念ながら生まれてきた性が嫌でしょうがなかった。
私が性別違和の診断を受けたのは実に34歳の時です。
だいぶ年齢を重ねてからのスタートでした。
これには理由があります。
有名なMTFの方々は決まってこんなパターンです
小さいころからお人形遊びが好き
可愛い容姿でまるで女の子
友達に女の子が多い
私はどれにも当てはまらなかったので、自分は性別違和でなく、
ただ男としての責任から逃れたいだけのヘタレだと考えていました。
でも、30歳の時、友人の一言で一変しました。
棒状のアイスを食べていた時に舐めて食べないの?と聞いてきたので、
それはかわいい女の子がやれる食べ方と言ったら、友達が私に言いました。
いいじゃん、かわいいんだし。
その時気づきましました。女として見てもらいたい自分がいることに。
それから女性として生きていくための過酷な道のりが始まるのでした。
2021-07-06