自分史ってどう書くの?

自分は生まれてきた性別が嫌だ本当は違う性別なんだ。と思ったらホルモンを使いたくなっちゃいますよね。

まずホルモン療法をすると子供が作れなくなる可能性が高く、途中でやめても精子が弱く子が作れない男性として生きていくしかありません。
後戻りができない治療です。個人輸入することもできますが、錠剤だと血栓症になったり適正な量がわかりません。

一番効果が高いのが注射です。なのでメンタルクリニックの中でもジェンダーを扱っている医院に性別違和の診断をもらわなければなりません
(診断を受けなくても女性ホルモンを注射してくれる美容整形医院もあるようです)そこで避けて通れないのが自分史です。

A4用紙3枚ほどに下の内容を書くことになります。
・家族歴・既往歴
・幼稚園・小学校・中学校・高校・大学・専門学校・社会人
・性歴(初恋、恋愛対象、マスタベーション、パートナーとの性関係)
・自分の性別の不快感
・望みの性に近づくためにどんなことをしたか

下にリンクしているのが私の自分史です。

1ページ

2ページ

3ページ

特に幼稚園~小学校までの間のエピソードを書くのが大変でした。
中学校あたりは第2次性徴期が始まるころで自分の体の不快感がありましたががそれ以前はわかりませんでした。

幼稚園:一人で泥団子を作ったり、折り紙を折っていました。プールの時間は自分の性器を太ももに挟んで隠していました。
小学校:親戚のおじさんから色白だからニューハーフできるなとか、髪をのばしていたときにクラスの子からオカマみたいとからかわれたり、
一人の男友達とべたべたしているように他人から見えていたこと。

性別違和と関係ないようなエピソードばかりです。

何とか頑張って3枚書いて先生に提出してから6か月くらいったった時に診察の時に先生からこう言われました。

「脳みそ女、これなら大丈夫だ」 いや嘘だろ(自分)・・・こんなものです。
小さいころから女の子と遊んでいたとか女の子してたとか絵にかいたようなmtf人生でなくてもいいんです。

2021-07-10